司法試験ヤマ張りの無意味さ - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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司法試験ヤマ張りの無意味さ

司法試験まであとわずかなので、

この最新判例が出るのでは・・・?

とかヤマを張る受験生が多いのではないでしょうか。

ただ、論文試験ではヤマ張りは無意味だと思います。

そもそも論文では
「何を知っていたから書けた」

「あの判例を知らないと書けない」

といったような特定の知識に依存した問題は出ません。

むしろ、全員が知っていて当然のことや全員知らないであろうことが前提とした出題で、
その上で考えて正解を導くというものです。
その前提とされている知識が身についてなかったら終わりですが。
予備校の模試は特定の知識に依存しがちで、ここが本試験との決定的な差だったりします。

具体的に言えば、民事訴訟法なんて

・手続保障
・訴訟経済

の2つを意識してれば書けますよね。
センスのいい未修の人が合格するようにできている試験です。
やたらめったら難しいことを考える必要なんかないし、かえってそういうことをするから失敗する。

ヤマを張るなら択一です。

私は試験直前期まで執行猶予やら併合罪のことは勉強しないでおいて、
本試験の前だけおぼえました。
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