相談や依頼を断られてしまう人
最近ブログの内容が攻めてないな~と思っているので、今日は少し踏み込んだ内容を書きます。
私は弁護士1人の事務所ですが、他の事務所の弁護士と話すことは多いですし、
弁護士世間一般的な感覚というのはよくわかります。
どの仕事も同じだと思いますが、盛り上がる話の1つに「愚痴」というものがあります。
この愚痴の中に「めんどくさい客」というのは確実に含まれており、これは否定しようがありません。
めんどくさい人の場合、弁護士は当然、受任をお断りしようとします。
しかし、こういうめんどくさい人に弁護士がついて対応すれば、一定程度救われる場合には気の毒になってしまいます。
そこで弁護士に依頼を断られやすいタイプについて書こうと思います。
例示列挙です。
1 同じ話を何度もする、話がまわりくどいなど異常に話が長い人
弁護士の仕事は、話を聞いてそれを法的にまとめるというものが大きな割合を占めています。
弁護士が聞き出したいことと、相談者が話したいことに差違があることは仕方ありませんから、
無関係なことを少し話したからといって弁護士は嫌がりません。
ですが、これが極端に多い方がいます。しかも珍しくもない。
相手がどれだけひどい人物かというものを何十分にもわたって話し続ける、などです。
こういう方は相談に来るというより、ただ自分の言いたいことを言いにだけ来ます。
会話が成り立ちません。
こういう方から事情を聞き出し、それを法的な主張にするという作業は普通の何倍もの時間がかかりますので、
弁護士は受けたがりません。
普段は冷静なのに法律相談に来ると興奮してしまう人がいますので、
相談のときは落ち着いて弁護士と「会話」するように心がけてください。
2 被害者意識が強すぎる人
被害者が負ったダメージを金銭で回復するために弁護士が力を貸すというのは、よくあることです。
しかし、
「お金をもらっても元には戻らない。」「お金は要らないから元に戻してほしい」と言い続けたり
慰謝料の計算に独特の世界観を持っている人(1日何万とか根拠不明なことを言う)
などです。
それは請求できません、などと説明をして納得されるならばいいのですが、
こういう方は往々にして納得しません。
「自分はこんなに辛いのになんで認められないんだ。」と怒ります。
いい成果を出したところで満足されないことがわかっていますし、
それどころか弁護士の責任として認識されそうなので、弁護士は受任したくなくなります。
ちなみにこういう方が交通事故に遭うと、加害者側保険会社も被害者側保険会社もやる気がなくなり、
処理が遅れた結果、賠償時期がとても遅くなります。
3 加害者意識がない人
2と似ているようで違います。
弁護士の仕事には「加害者を守る」ということも当然あります。
この加害者が反省しているのであればいいですが、
「なんでこんな請求をされるのか。請求されてつらいから慰謝料を請求したい。」
と言う方も結構います。多くはありません。
加害者側の場合、賠償額を減らすという観点で仕事をするのですが、
こういう方が弁護士に期待するのは「被害者から金をとれ」ですから、
絶対に期待に沿えることはありません。
しかも、こういう方は虚偽の説明をする傾向が強いとも言えます。
つまるところ、弁護士も客商売なので、一般的にめんどくさい人との関わりは避けたいと思っているということです。
私は弁護士1人の事務所ですが、他の事務所の弁護士と話すことは多いですし、
弁護士世間一般的な感覚というのはよくわかります。
どの仕事も同じだと思いますが、盛り上がる話の1つに「愚痴」というものがあります。
この愚痴の中に「めんどくさい客」というのは確実に含まれており、これは否定しようがありません。
めんどくさい人の場合、弁護士は当然、受任をお断りしようとします。
しかし、こういうめんどくさい人に弁護士がついて対応すれば、一定程度救われる場合には気の毒になってしまいます。
そこで弁護士に依頼を断られやすいタイプについて書こうと思います。
例示列挙です。
1 同じ話を何度もする、話がまわりくどいなど異常に話が長い人
弁護士の仕事は、話を聞いてそれを法的にまとめるというものが大きな割合を占めています。
弁護士が聞き出したいことと、相談者が話したいことに差違があることは仕方ありませんから、
無関係なことを少し話したからといって弁護士は嫌がりません。
ですが、これが極端に多い方がいます。しかも珍しくもない。
相手がどれだけひどい人物かというものを何十分にもわたって話し続ける、などです。
こういう方は相談に来るというより、ただ自分の言いたいことを言いにだけ来ます。
会話が成り立ちません。
こういう方から事情を聞き出し、それを法的な主張にするという作業は普通の何倍もの時間がかかりますので、
弁護士は受けたがりません。
普段は冷静なのに法律相談に来ると興奮してしまう人がいますので、
相談のときは落ち着いて弁護士と「会話」するように心がけてください。
2 被害者意識が強すぎる人
被害者が負ったダメージを金銭で回復するために弁護士が力を貸すというのは、よくあることです。
しかし、
「お金をもらっても元には戻らない。」「お金は要らないから元に戻してほしい」と言い続けたり
慰謝料の計算に独特の世界観を持っている人(1日何万とか根拠不明なことを言う)
などです。
それは請求できません、などと説明をして納得されるならばいいのですが、
こういう方は往々にして納得しません。
「自分はこんなに辛いのになんで認められないんだ。」と怒ります。
いい成果を出したところで満足されないことがわかっていますし、
それどころか弁護士の責任として認識されそうなので、弁護士は受任したくなくなります。
ちなみにこういう方が交通事故に遭うと、加害者側保険会社も被害者側保険会社もやる気がなくなり、
処理が遅れた結果、賠償時期がとても遅くなります。
3 加害者意識がない人
2と似ているようで違います。
弁護士の仕事には「加害者を守る」ということも当然あります。
この加害者が反省しているのであればいいですが、
「なんでこんな請求をされるのか。請求されてつらいから慰謝料を請求したい。」
と言う方も結構います。多くはありません。
加害者側の場合、賠償額を減らすという観点で仕事をするのですが、
こういう方が弁護士に期待するのは「被害者から金をとれ」ですから、
絶対に期待に沿えることはありません。
しかも、こういう方は虚偽の説明をする傾向が強いとも言えます。
つまるところ、弁護士も客商売なので、一般的にめんどくさい人との関わりは避けたいと思っているということです。
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