詐欺に遭いやすい、遭った人の特徴 - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ<茨城県取手市> 詐欺サイトと日々戦っています。
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詐欺に遭いやすい、遭った人の特徴

当事務所では詐欺被害救済に注力していたこともあり、
多くの被害者から相談を受けました。

そして、なんとなく共通点のようなものを見出せましたので、
そのことについて書こうと思います。

1 詐欺師を信頼している

「騙されている」というよりも「信頼している」といった方が正確です。

いろいろな手口があるにしても、詐欺師の話が本当であれば、
被害者にものすごい利益をもたらしてくれるのが詐欺師です。

ロト6の当選番号とか、値上がり確実な未公開株とか、わかったらすごいですよね。
自分に大金が入る情報を教えてくれるものすごく貴重な人が詐欺師(詐欺と気付いていませんが)なので、
完全に信用しています。
なんていい人なんだ、と。

銀行の人が止めたのに振り込んだとか、たまにありますよね。

反面、警察や弁護士は信用しません。
警察や弁護士は、被害を防止したり回復する立場なので、
被害者にとっては役立つ存在ではない、と思ってしまうようです。

お断りしましたが、
「詐欺師に騙されたから依頼したいが、あなたも信用できない。だから・・・」
とか、なんで私にメールを送ってくるのかわからないような人もいます。

要するに、プラスをもたらす詐欺師と、プラスではない警察・弁護士とで、
前者を信用してしまうということです。

こういっては被害者に悪いですが、詐欺の手口は思っているより稚拙です。
だから「騙されている」というよりも「信用している」という方が適切だと思います。


2 相談が遅い

1で完全に信用していることと、2があいまって、
弁護士や警察に相談するときには、無一文にまでなっていることが多いです。
ニュースになる事件を見ても、被害額がすごいですよね。
途中で気付かず、自身の残高が少なくなってから「なんかおかしいぞ」とようやく気がつきます。

しかも、騙されていることに気がついても、すぐに相談しません。

詐欺師に何百万(以上)と払ったのに、それよりも相当に低額である弁護士費用や相談料を気にして、相談が遅れます。

もう金銭のバランス感覚が完全に崩壊してしまっています。


3 弁護士が嫌い

2と関連しますが、できる限り弁護士に相談しないで済ませようとします。

詐欺被害回復、救済などとうたう怪しい調査事務所などが存在することは、
前にも書いたように思いますが、これに依頼してしまっている割合が高いです。

そういったところのサイトには「弁護士よりも当事務所におまかせを」とか書いてあるんですね。
これが残念ながら、被害者には魅力的にうつります。

私が「そこには依頼しないでください。二次被害の可能性大です。」と言ったにもかかわらず、
「よく考えた末の結論ですから、納得しています。」と譲らなかった方さえいらっしゃいます。
弁護士は嫌いで信用できないし、さらに1の「詐欺師を信用」ってのと通じるものがありますね。

相談後にまで被害に遭われてしまっているので、どうしようもありません。


と、だいぶ辛口だったかもしれませんが、本当のことです。
3は私の被害妄想も入り交じっているかもしれませんが、そんなに大きく外れてはいないと思います。
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