大津市が責任を認める いじめ - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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大津市が責任を認める いじめ

遺族がいじめに関するアンケート調査の結果を受け取る際、
部外秘を確約させられ精神的苦痛を受けたとして、
市に損害賠償を求めた裁判が行われたようです。
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遺族は自分の権利を行使するためにアンケートを見たのに、部外秘にする理由がまったくわかりません。

本件に限らず、とにかくいじめ問題における学校の対応はおそまつとしか言いようがありません。
終始して、
・事件はなかったこと
・学校は気づくことができなかったこと
ばかりを強調します。

2点目の「気づくことができなかった」というのは、まったく弁解になっておらず、
生徒の誰もが気づくようないじめで、生徒も申告したのに、いじめに気づかなかったというのは、
ただ注意不足を露呈しているだけ、無能さを自白しているようなものです。

大津の件は社会的に注目を集めましたが、いじめは全国の学校に多数あるはずです。
児童、生徒にとって学校というのは避けて通れないと思ってしまう場所であり、
そこでいじめがあるということは、相当な苦痛が待ち受けている場所に通わざるを得ないということです。
そうすると、その苦痛を避けるには死ぬしかないという発想に至ってしまうように思います。

それにしても、大津の件、加害少年の逮捕はいつなんでしょう?
学校の中だと重大犯罪でも逮捕しないんでしょうかね。
まったく教育にならないと思うんですけど。
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