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沢村賞 該当なしの声も

久しぶりに野球のことを書きます。

ソフトバンク攝津投手が沢村賞を獲得しました。
記事はこちら→沢村賞受賞のニュース 該当者なしの声も
最優秀中継ぎから先発転向し、17勝をあげての受賞です。
おめでとうございます。

さて、沢村賞の選定にあたって「完投が少ないから該当者なし」との声があがったそうです。
沢村賞の選考基準は、

登板試合数 - 25試合以上
完投試合数 - 10試合以上
勝利数 - 15勝以上
勝率 - 6割以上
投球回数 - 200イニング以上
奪三振 - 150個以上
防御率 - 2.50以下
(ウィキペディアより抜粋)
となっています。

中継ぎ、抑えの分業制が確立した今、完投10というのは難しいでしょう。
しかもこの完投数について言えるのが、圧倒的にセリーグ不利ということです。
DH制が採用されていないセリーグでは、投手に打順がまわるため交代のタイミングが何度か訪れます。

逆に防御率2.50以下は、統一球が導入されてから一気に難易度が下がりました。
今年はセリーグ9人、パリーグ8人が達成しています。
また、勝利数については打線の援護の巡り合わせによって大きく違ってくる可能性があるので、
重視するべきではないと思います。
実際にメジャーリーグでは2010年に13勝12敗のヘルナンデス投手がサイヤング賞(アメリカの沢村賞のようなものです。)を受賞しており、勝利数をあまり重視していないことがわかります。

沢村賞の選考基準、見直した方がいい時期に来ていると思います。
特に日本の投手は勝利数ばかりで評価されてかわいそうです。
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