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損賠訴訟過大見積もり 弁護士を戒告

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男性弁護士は2006年4月頃、神戸市の土地区画整理事業を巡って、損害を受けたと主張する依頼人から、同市を相手取り、損害賠償を求めた訴訟を受任。

 1億5000万~3億5000万円で和解できると判断したにもかかわらず、「損害額は7億~8億。勝訴見込みは7~8割」とする報酬見積書を作成し、依頼人に伝えたという。


だそうです。

法律相談を何件もやってきましたが、依頼人はどーしても、
自分の立場をわかってほしいためか、有利なことは大げさに言い、不利なことは隠したがる傾向にあります。
悪意がないでしょうし、おそらくそうなっている自覚もない方が多い(もちろん、ありのままを話す方も当然多いです。)ので、弁護士としては相手から想定される反論を想像しながら、勝訴の見込みを検討することになります。

もちろん訴訟は相手がいることなので、相手が決定的に有利な証拠を持っていることもあって、
予想に反し負けてしまうこともあります。

この弁護士は思っていた見込みとあえて違う見込みを伝えたっところがポイントであり、
誤ったこと自体はある程度は仕方ないのかな~と思います。

私はどちらかというと、勝てそうかな~と思う案件でも、五分五分とか言っちゃいますけどね。
やはり過度の期待は怖い。
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