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弁護士の失敗学 冷や汗が成功への鍵

この本を買いました。だいぶ前ですけど。

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東京の弁護士会館で買ったのですが、ものすっごく売れてました。

自分のことも否定するつもりは全くありませんが、弁護士は失敗を避けにくい仕事だと思います。
大小はわかりませんが、みんな失敗しているはず。
自分も極大ミスをしたことがあります。そのときはノーダメージで何とか助かったのですが・・・。

他の弁護士はどんな失敗談があるのだろうか、どうやれば防げるのかについて書かれている本です。

中身ですが、非常に共感できる内容が多く「うんうん、そうだよなー。」と思うものばかりです。

なお、このブログは弁護士ではない人、今から弁護士に依頼しようか迷っている人の方が読んでいると思いますが、
弁護士から見た「気をつけるべき依頼者」としてマークされやすい人についても言及されています。
弁護士に頼もうとしている方は、こうすると弁護士から断られやすくなると思ってください。

まず、「嘘をいう依頼者」
残念ながら多いです。
自分の立場を有利に理解してほしいという気持ちが強くなってつい、という方が多く、悪意はないと思うのですが、
これは止めた方がいいです。
自分に不利なこともしっかりとお話ししましょう。

違うことを主張してきたのに後になって「実はあれは嘘でした。」と言われても遅いです。
その嘘1つで負けることもあります。
1つの嘘をついていることで全体的に嘘をついていると思われてしまうからです。

次に「説得に耳を貸さない依頼者」。
弁護士が「これは相手の言い分の方が正しいのでは?」「こんな反論が来たらどうします?」
などと指摘すると怒る。
「そんなはずないでしょ!」「なんでそんなことを想定しないといけないんだ。」と。

本には他の類型も記載されています。

あと、個人的には知ったかぶり(弁護士との議論が好き)、裁判を甘くみている(てきとうに裁判やってりゃ勝てるんだろうと甘い。)などは止めた方がいいと思います。

他方で「警戒を要する弁護士」(弁護士から見て、です。)にも記載されており、これも同感できるものばかりです。
警戒を要するってのは手強いから警戒するんじゃないですからね。

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