以前、利用しましたが、弁護士の対応が適切だったか - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ<茨城県取手市>
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以前、利用しましたが、弁護士の対応が適切だったか

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とても興味深い質問です。

かなり前のことですが、職場でのいじめが原因で体調を崩してしまい、休職の後に退職しました。
いじめを行っていたのは、一人の先輩でした。


~途中を省略~

割愛しますが、いろいろなことをされてきました。そして鬱病になりました。

ひどい話です。

学校でのいじめ、職場でのいじめ、逃げ出しにくい環境にいる人を追い込むなんて最低ですね。

ここら辺から弁護士が出てきます。

休職していたとき友人の勧めもあって、行政の無料法律相談を利用し弁護士に相談しました。
私の目的は、「法的な責任追及や慰謝料請求など、なんらかの形で先輩から謝罪を受けたい。」というものでした。
参考になるよう、先輩から受けた嫌がらせを記載した日記(日にち、時間、場所などを含む)、医師の診断書を持参しました。


行政の無料法律相談というのは役所のものでしょうかね。

相談の目的も明確でわかりやすいし、きちんと資料も持参している。
この方は文章もわかりやすいので、弁護士としてみれば相談しやすい方だったのだろうと想像できます。

問題となる点はこの次です。

それらを弁護士に見せたところ、「貴方は綺麗な字で、冷静に内容を書いてあるから希望する法的措置はとれない。有料の法律相談を利用しても同様で、この件は諦めなさい。その人がいる仕事から離れて、新しく生まれ変わったら?」と言われました。


弁護士としてこの対応がどうだったのか、ということですよね。

もちろん、もちろん日記の量や内容次第ではあるということは大前提です。

私は「不適切」という意見です。

慰謝料請求をしたいという目的を持って法律相談に来ているのに、
「新しく生まれ変わったら?」というのは、相談に答えていません。

法的な見解として説明した上で「新しく生まれ変わったら?」というのはわかるのですが、
弁護士の価値観として説明するのは、独善的すぎると思います。

こんな相談が許されるなら、法律相談なんて全部そうです。
「忘れて前を向きましょう。」で片付いてしまうんですよね。
しかし、そうはしたくない。戦いたい、という人が来ているのですから、
戦うこと自体を否定する相談は不適切だと思います。

証拠が足りなくて勝てないということなら、そのことまではっきりと説明するべきです。

有料でも同じ結果だ、というのはさすがに言い過ぎでしょ。

実際に他の事務所に「そんなの勝てない。あんたが悪い。」と断られた案件を、
うちでやったら楽勝だったというのが、いくつかありましたよ。

現に
訴えるのなら、何を証拠にしたら良かったのでしょうか?
証拠不十分だったかと思いますが、その弁護士から必要な証拠を教えてもらえなかったので、お詳しい方がいらっしゃったら教えてください。


という疑問が残ったままなんですよね。


もう1点興味深いのは

「綺麗な字でまとめた日記」というのは、いかなる状況でも証拠にならないのでしょうか?事件によって証拠というのは変わると思いますが、パワハラやセクハラ、いじめなどでは証拠にならないのでしょうか?

難しいですねぇ。

回答の中に

きれいな字=心が平穏である=被害はない

というものがあるのですが、果たしてこういう意味なのかな。

きれいな字=後から書いたように見える

ってことなのではないかと。

筆跡って日によって違いますよね。
そういうリアルさがないってことを、この弁護士は言いたかったのではないかなぁ。


最後に
裁判官でさえ「控訴しても一緒」なんて言わない。

これを言う人はいるでしょう。
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