国選弁護の報酬のこと - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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国選弁護の報酬のこと

大変共感できる記事なので、ぜひ紹介させていただきたいと思います→刑裁サイ太のゴ3ネタブログ

なんだ、お前も金がほしいのかという批判も覚悟しつつ、こうやって弁護士が国選弁護の報酬を批判するには意味があるのです。

それは熱心にやるほど損をする、ということ。
さらに言えば、被疑者に有利なほど、弁護士が損をするという仕組みでさえあるということ、です。

詳しい内容については、刑裁サイ太先生が書かれておりますので、そちらに譲りますが、報酬基準はどう考えてもおかしい。

起訴後の接見は加算されないとか、併合事件の加算が低すぎるとか・・・。
あまり言いたくはありませんが、実際に国選事件で大きく手を抜いている弁護士はいると思います。
もちろん、もちろんいいことではありませんが、やっても報われないという気持ちはものすごくわかります。

報酬のことだけを考えると「起訴されたラッキー♪」ですから。
被疑者に前科がついた方が、弁護士にお金が入るんです。
弁護士が熱心に動いて、前科をつけないで済んだ場合にはお金が減ります。
だったら、手を抜いてやろうという発想になるのはやむを得ない      ……とまでは言えませんね・・・。

報酬基準を決めるにあたって弁護士も関与してると思うんですけど、いいものになってませんね。

もっと柔軟に改正してくべきだと思います、早急に。
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