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答案写経について

答案丸写し、というのは自分で考えた勉強法ですが、これはなかなかいいものだと思っているので、
もうちょっと掘り下げて書こうと思います。

まず、もちろん問題を見ます。対象の問題は過去問に限定します。
そうでないと、本試験で合格している答案であることがわからないからです。
過去問ですから、問題が頭に入っているということもよくあります。その場合は、簡単に問題を見るだけで十分です。

で、合格答案の中から「これなら自分でも書けそうだ。」というのを選びます。
私には8ページびっちり答案は無理。前にも書いたように短いものを選んでいました。

そして、写経開始。
すると、合格答案はいきなり本題です。まわりくどい説明が一切ない。
つまらない問題も素通り。外国人、法人の人権享有主体性なんて書きません。
解答に関係することだけが書いてあります。

問題の次はしっかりと規範がきます。

で、あてはめ。問題文の事情をこれでもかというくらい書き尽くします。
事実、評価の繰り返しですね。
「包丁だから危ない。」と書けということです。「包丁であり殺意がある。」では不十分です。
あてはめってこういうことか~とわかります。
そんな難しいことではないので、これなら自分にもできそうじゃんと手応えをつかみます。
そして、問題文に戻ると「もしかしてこの事情もあてはめに使えるんじゃないか。」と思うこともある。
「これに気づいた自分は、この再現答案よりも上位の答案を書けるんじゃないか。」と自己暗示がかかります。

と、こんな感じで写経しつつ考えると、得ることはたくさんあります。
「今、自分が書き写しているのは、答案の中でどういう意味を持つのか。」ということを意識するといいんじゃないかと思います。

「自分ならこれを書いてしまうんだけど、これは意味がないのか」とも考えるといいでしょうね。
添削を多くやった経験では(最近やってません。)、無関係の記述だらだら系はかなり多いので。

問いに答えて、答案の形式面を守る。項目立て、ナンバリングもていねいに。
合格条件はこの程度のことだとわかれば、合格は相当近い。
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