調停離婚した女性54%が「がっかり」 - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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調停離婚した女性54%が「がっかり」

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話がこじれてしまったり、夫側が離婚に応じずに調停へ、というケースが多く見られた。

ややミスリードな気がします。
離婚をするには、まずは話合いでの離婚(協議離婚)、それでまとまらない場合に調停離婚です。

ですから、調停離婚になっている時点で話がこじれているのは、当然なんです。

調停離婚に対して実際の経験前に抱いていたイメージを聞いたところ、「怖いところ」「お金がかかりそう」「冷たい、堅苦しい感じ」などネガティブなイメージに不安を感じている人が57%と半数以上を占めた。


家庭裁判所は、ちっとも怖いところではありません。

また、離婚調停は弁護士をつけないで行う方が多くいらっしゃいますが、弁護士無しでやればお金もあまりかからずに済みます。
おそらく1万円もあればいいのではないかと。

冷たくもないし、堅苦しくもありません。

思っているよりも和やかな雰囲気ですよ。

ポジティブなイメージを抱いていた人からは、「味方になってくれて、すべてを解決してくれる」と言った期待を強く抱いている意見も見られた。

これも誤解ですね。

家庭裁判所は、味方ではありません。一方だけを味方してしまうと、中立であるべき裁判所の役目を果たせません。
自分の味方になってくれると思っているようでしたら、そのイメージは捨てた方がいいでしょう。

味方をつけたいなら、弁護士をつけましょう。

不満の主な原因としては、時間をかけた割に自分よりも夫が有利になってしまったことや、調停員の対応の仕方など、最初に期待していた結果と大きくかけ離れてしまったという意見が多数寄せられた。

前述した誤解が主な原因ではないかと思います。

一方の言い分がすべて通ることはほとんどありませんから、思っているよりも相手に有利になったという印象を持つのでしょう。
慰謝料1000万とか、養育費月50万とか、認められる可能性が低いものはしっかりと否定されます。


同記事には、これから離婚調停をする人に対してのアドバイスとして

「冷静に。相手のことを文句など言わないで、常に自分の主張をする」(38歳・看護師/離婚時の年齢37歳)

すばらしい。
相手の文句を言っているだけでは、自分の主張をしていることにならないんです。
相手の文句だけを言い続けている人は、調停委員に自分の主張が伝わらないので、損をすると思います。


「感情的になっても意味がないので冷静に。調停委員に不満があれば、調停委員を変えられるなら変えたほうがいいと思います」(38歳・着付け師/離婚時の年齢34歳)


これも全くその通り。
「相手がウソをついている!キーッ!」となってしまうと、あまりよろしくない。
相手がウソをついていて、自分の言っていることが本当なのだと冷静に説明できるようにしましょう。
調停委員には、どちらがウソをついているかわかりませんから、冷静に自分の主張を説明できる人が有利になると思いますね。
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