問いに答えることの重要性 - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ<茨城県取手市> 詐欺サイトと日々戦っています。
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問いに答えることの重要性

司法試験ネタはなくなったと思っていて、全く書かなくなっていたのですが、
数多の失敗談とそこから学んだことについて書こうと思います。
ただ、乏しい記憶に基づいているので、そこだけは勘弁してください。

まず、平成何年だか忘れましたが、その憲法。
確か喫煙の自由かなんかが出題されたと記憶しています。
(ここで書いてる話は、いわゆる旧司法試験です。)
択一に通るようになったとはいえ、当時の私は「法律の勉強=論点の勉強」だと思っていました。

そして思いついた論点は、
・新しい人権として保障されるか
・規制目的二分論
です。

この2つをがっつり書きました。それこそ規制目的二分論については、2ページくらい書いたんじゃないかと。
さーてあてはめるかというところで、ほとんど答案のスペースがありません。
しかし、バカな私は「論点を書いたから、それなりの得点がつくだろう」と思っていました。

しかし、今ならわかります。
はっきり言って、問われていることに全く答えていない。
論点をしっかり書いたものの、喫煙について何にも書いてないに等しいので評価は最悪。
採点者は「新しい人権とか、二分論はわかったから、早く喫煙について書けよ!」と思ったに違いないです。
新しい人権の論点なんか省略してもよかった(∵結論に影響がない)でしょう。

他方で、同じ年か違う年の民事訴訟法。
これはまだはっきりと問題を覚えていますが
「訴状の必要的記載事項について論ぜよ。」という一行問題。

論点探しから始める私の当時のスタンスでは全く歯が立ちません。
本当に、何にも書けない。
しかし白紙はまずいので、法と規則の条文を見ながら箇条書きっぽく書いただけです。
「請求の趣旨を書く必要がある。これは~。
請求の原因を書く必要がある。これは~。
・・・・
電話番号を書く必要がある。これは~
送達場所を書く・・・・。」
ってな感じだったかな。
こうするしかないので、しょうがないと。
結局、答案用紙の半分も埋まりませんでした。全4ページ中、1.5ページくらい。
しかし、こんなので結構評価が良かったんです。

上に書いた憲法と違って、訴状の必要的記載事項については論じているわけで、的外れじゃないんですよね。
今思っても、減点はしにくい論文だったんじゃないかなと。
「問いに答える」ということを実践するだけで、得点が段違いに上がるということを体感できた問題です。

論文で伸び悩んでいる方は、本当に自分が問題に答えているのかを再確認してください。
ずっと前の記事に書きましたが、相当な割合で問いに答えず、書きたいことだけ書いている答案があります。
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