裁判をお願いしたときの流れを教えてください。 ~その1~ - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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裁判をお願いしたときの流れを教えてください。 ~その1~

弁護士を利用するのであれば、ぜひ知っておいていただきたい内容です。

ハムスターのはむまるさんが、同じくハムスターのはむすけさんにお金を貸したけれども、
返してくれず、当事務所に相談しに来たというケースを例に説明しようと思います。
もっと細かいやりとりもありますが、キリがないので簡潔にまとめています。

はむまる「先生、はむすけさんがお金を返してくれません。先生に回収をお願いしたいんですが…。」

弁「わかりました。はむすけさんに貸したときの書類などはありますか?」

はむまる「はい。ここに借用書があります。あと、返してもらったときの振り込み記録があります。」

弁「ふむふむ、これ以上は返してもらっていませんね?残りの額を返すように請求しましょう。」

はむまる「ぜひお願いします。」

弁「それでは、契約をしましょう。着手金は15万円です。成功報酬は回収した額の13%ですけどいいですか?」※金額は一例です。

はむまる「大丈夫です。先生、今日はお金を持ってきていないのですが、大丈夫でしょうか?」

弁「大丈夫ですよ。請求書を出します。そこに口座番号が書いてありますから、1週間以内を目安に振り込んでくださいね。」

はむまる「助かります。」

弁「まずは、はむすけさんに書面で請求しようと思います。これは裁判にせずに、直接本人に請求しようというものです。これで返済がないようですと、裁判をした方がいいと思います。」

はむまる「そうですね。」

弁「彼に送る文書とか、裁判に出す書面はすべてご確認いただきますので安心してください。文書の確認は、メール、FAX、郵便のどれがいいですか?」

はむまる「メールでお願いします。」

弁「わかりました。それでは、文書を作成後、ご連絡しますね。」

~数日後~

はむまる「あ、先生からメールが来てる。これでいい、と返信しておこう。」

弁「はむまるさんからメールだ。よし、これで発送しよう。」

~さらに1週間後~

はむすけ代理人弁護士はむべえからの書面が届きます。
「はむまるが主張する金額と、はむすけが借りた金額は違います。」

弁「なに~?でも、借用書は確かにあるからな~。はむまるさんに報告しよう。」

はむまる「はむすけは、そんなことを言ってるんですか。先生、もう裁判にしてください。彼の不誠実さが許せません」

弁「わかりました。それでは訴状を作ります。裁判所は龍ヶ崎ですね。」

はむまる「龍ヶ崎か~。あそこの裁判所は駅から遠いんですよね…」

弁「はむまるさんは裁判所に行く必要はありませんよ。私が代理で出席しますから、はむまるさんは私からの報告を待ってください。」

はむまる「裁判に行く必要はないんですね。安心しました。」
※ご同行をお願いする場合もあります。

弁「裁判の報告書もメールでいいですか?」

はむまる「はい、メールでお願いします。」

弁「それでは、訴状を作りますので、少し時間をください。またご連絡します。」

はむまる「わかりました。お待ちしています。」

その2に続く・・・。
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