うつ理由解雇の差し戻し審、東芝に6千万円賠償命令 - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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うつ理由解雇の差し戻し審、東芝に6千万円賠償命令

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過重労働が原因でうつ病になったのに不当に解雇されたとして、東芝(東京都港区)社員の重光由美さん(50)が同社に約1億円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し後の控訴審判決が31日、東京高裁であった。奥田正昭裁判長は、差し戻し前の高裁判決が認めた賠償額を増額し、東芝に約6千万円の支払いを命じた。

 判決によると、埼玉県深谷市の工場で働いていた重光さんは2001年にうつ病を発症して休職し、04年に解雇された。重光さんが訴えた解雇無効については、差し戻し前の11年の高裁判決で確定。ただ高裁判決は、重光さんが発症を同社に申告しなかったことなどを理由に、賠償額の2割を減額した。

 賠償額をめぐる争いで、最高裁は14年にこの高裁判決を破棄し、改めて賠償額を判断するよう審理を差し戻していた。この日の判決は、重光さんの落ち度を理由とする減額を認めなかった。

朝日新聞社





賠償で6000万円もいかないだろうと思ったけど、地位確認を求めてるんですね。
それなら納得です。

解雇を争うなら地位確認。鉄則です。

地位確認、解雇が無効であると認められれば、
解雇が無効なのでずっと従業員だったことになります。

従業員だったということは給料も払われなければならない。

この記事の方はかなり長期にわたって争ったようですから、それだけ給料も積み重なっていたということになります。


地位確認を求める事件の、最大のハードルは戦意喪失との戦いです。

世の中に不当解雇はありまくりですが、戦おうとしない。
全く不満に思っていないならいいんですが、たいていが不満はありまくりなのに戦えないんですね。

自分が解雇されたのに、そのことに文句を言うことの恥ずかしさ?
さっさと忘れたいのに前の職場のことを思い出さないといけないつらさ?

などがあるのだと思います。

もっともなんですが、社会の労働環境を変えていくためにはどんどん戦ってほしいなぁと思ってしまいます。
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