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自分の弁護士にウソをつくリスク

弁護士は依頼者からよくウソをつかれます。

古畑任三郎の明石家さんまの回でも、弁護士役のさんまが「依頼人はウソをつく」という台詞があるほどです。

これは本当に本当で、ウソが多い。

自分の味方になる人に、自分を悪く思わないでほしいという心理の表れでしょうが、
自分の弁護士にウソをつくのは非常にリスクが高い。
絶対に止めた方がいいです。

まず、弁護士は依頼者の話からしか情報を取得できません。
ウソをついていたとすると、弁護士はそれを信用して事件処理を進めていきます。

ところがどっこい、紛争の相手はそのことがウソだとわかっていますし、
下手すりゃ証拠まであります。

ウソで、証拠まであることを主張してしまうとどうなるかというと、
ウソだということがばれます。
簡単なことですね。

すると、弁護士は
「この人は嘘つきなんじゃないか」と思うようになる。

相手は
「あいつの言ってることはウソだらけです!」
と勢いづく。

裁判官だって
「1つウソだから全部ウソだな」となりかねない。


もし隠し通したいことがあるなら、それはそうやって弁護士に打ち明けるべきです。

ちなみに、どうでもいいポイントにこだわられてウソをつかれると本当にもったいない。
ウソなんかつかなくても勝敗にかかわらなかったのに、下手にウソをついたせいで主張の信用性がガタガタになるからです。
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