【久しぶりの添削をしてみて】 行政法の書き方など - じょうばん法律事務所 弁護士のブログ インターネット詐欺・不当解雇 着手金0円
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【久しぶりの添削をしてみて】 行政法の書き方など

民法と行政法を担当しました。

行政法の方にコメント。

行政法の出題なんてワンパターンです。

1 採りうる法的手段をあげ、それについて検討しなさい。

みたいな出題。

ホントにこれだけ。

あとはおまけがついてきます。

法的手段は、取消訴訟とか無効確認とか、義務づけとかですね。
行政法で合格水準に達するためにまずここを正解しないとダメ。

普通にやれば当たります。


他方で訴訟要件の検討問題。
毎回毎回、同じ出題なのにできている人が少ないな~と思います。

処分性とか原告適格は書けるんですが、
出訴期間、被告は誰かあたりの細かいところがごっそり落ちる。

問題文中に「何月何日」と書いてあれば、出訴期間を検討するのは当然です。
これを落とすってことは、消滅時効が完成している案件でそれを忘れるってことです。

要件を全部羅列してしまい、1つずつタイトルをつけてしまう。

ア 出訴期間

イ 被告

というように。

こうすれば落としませんし、読みやすい。

逆にこれ以外の書き方がないと思います。

で、短く書く。

処分性、原告適格で問題になるものをがっつり書く。


あと、
①**、②¥¥、③$$
について論ぜよ。

という問題なのに、答案で

1 ①**について

2 ②¥¥について

3 ③$$について

という項目立てがないのは読んでいておかしいと感じます。

求められているものをあえて外している意図さえ感じます。

しかもこうやって項目立てれば絶対に落とさないメリットもあるんです。いいことばかり。
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