「お金の問題じゃないんです!」という弁解(?)
この言い分、弁護士は結構困ります。
少なくとも当職はかなり困ります。
この言い分の真意は大きく2パターンに分類できます。
1 本当は金額にこだわりたいんだけど、お金にこだわっていると思われるとみっともないんじゃないかという真意
日本だけの話なのかわかりませんけど、お金の話にこだわることを醜いとする風潮ありますよね。
経済の下で生きている以上当たり前ですし、むしろこだわるのが人間ぽくていいじゃないかと思うんですが、
「みっともないと思われたくない」という気持ちもわからないではないです。
ただ「お金じゃないんです!」とずっと言われ続けると、
どうやって事件を進めていいかわからないですし、
「弁護士基準でこんなに上がりますよ」
という大きなメリットがある話をしても「そうじゃないんです!」と否定されてしまうのが悲しい。
「じゃあ、弁護士のところ来る意味ないんじゃないですかね」
とも言えないし。
どこかではお金にこだわっているはずなので、
みっともないと思われたと思わせないように進めていくしかありません。
2 本当にお金じゃなくて、相手を謝罪させたい等の道徳的・倫理的な結果を重んじる真意
1とミックスされていることもあります。
これも結構難しい。
裁判だと謝罪を強制することはできません。
裁判は、金銭で解決すると割り切る場です。
「なんで謝るしかねぇんだよ」といった完全に開きなおる加害者もいるので、
こういう人に対して訴えて、一定の金銭を得たとしても満足してもらえません。
だから結局満足していただけることはありません。
確かに重い後遺障害が残ったとか、死亡したなどの事件だと満足するわけがありません。
ただ、裁判をして何らかの結末をむかえるということは、
事件解決に区切りをつけるというとても大きな意義があると思います。
ので、まぁそんなところで少しでも満足していただくしかありません。
少なくとも当職はかなり困ります。
この言い分の真意は大きく2パターンに分類できます。
1 本当は金額にこだわりたいんだけど、お金にこだわっていると思われるとみっともないんじゃないかという真意
日本だけの話なのかわかりませんけど、お金の話にこだわることを醜いとする風潮ありますよね。
経済の下で生きている以上当たり前ですし、むしろこだわるのが人間ぽくていいじゃないかと思うんですが、
「みっともないと思われたくない」という気持ちもわからないではないです。
ただ「お金じゃないんです!」とずっと言われ続けると、
どうやって事件を進めていいかわからないですし、
「弁護士基準でこんなに上がりますよ」
という大きなメリットがある話をしても「そうじゃないんです!」と否定されてしまうのが悲しい。
「じゃあ、弁護士のところ来る意味ないんじゃないですかね」
とも言えないし。
どこかではお金にこだわっているはずなので、
みっともないと思われたと思わせないように進めていくしかありません。
2 本当にお金じゃなくて、相手を謝罪させたい等の道徳的・倫理的な結果を重んじる真意
1とミックスされていることもあります。
これも結構難しい。
裁判だと謝罪を強制することはできません。
裁判は、金銭で解決すると割り切る場です。
「なんで謝るしかねぇんだよ」といった完全に開きなおる加害者もいるので、
こういう人に対して訴えて、一定の金銭を得たとしても満足してもらえません。
だから結局満足していただけることはありません。
確かに重い後遺障害が残ったとか、死亡したなどの事件だと満足するわけがありません。
ただ、裁判をして何らかの結末をむかえるということは、
事件解決に区切りをつけるというとても大きな意義があると思います。
ので、まぁそんなところで少しでも満足していただくしかありません。
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